アメリカのmedical school [留学記]
◇アメリカのmedical school
アメリカの医学教育のカリキュラムは日本と少し異なることは以前、書きました。(→こちら)
少しまとめると、
日本:高校→医学部(6年間)→研修医(resident)
米国:High school→college(4年間)→(Gap year(数年間))→medical school(MDコース4年間、MD, phDコース6年間~)→resident
という流れになります。
また試験の内容やその方法も大きく異なります。
そして、合格発表の方法も大きく異なるようです。
日本の医学部入学試験の発表は全合格者同時発表ですが、米国medical schoolの入学試験合格発表は日本とは異なり、個別に行われます。即ち、合格を出したい生徒に対し電話か書面で通知、生徒が入学を了承すれば入学許可という感じで、一つ一つ枠を埋めていく形になります。
3/15はアメリカのmedical schoolを目指す生徒にとって非常に大事な日のようです。全てのmedical schoolは3/15までに新入学の生徒を政府?に報告する義務があるそうで、合格の知らせが直前に舞い込んでくることが多いとのことです。
3/13に、一人のtechnicianが合格の知らせを受け取ってお祝いされていました。
私は一時帰国のため3/15はラボに行けませんでしたが、一人でも多くの人が合格通知を得ていることを期待しています。
プレスティア改悪・・・ [銀行]
◇プレスティア改悪・・・
旧シティバンクの事業を引き継いだ住友信託銀行プレスティアは、海外、特にアメリカに出張したり旅行したりする人には人気がある銀行です。なぜなら、シティバンクと提携しており、シティバンクのATMの利用手数料が無料だからです。私も以前の記事で紹介しました。
この、プレスティア最大のメリットが、今度の7月で終了します。シティバンクとの関係を完全に断ち切るようです。このため、たとえシティバンクのATMであっても米ドルを引き出すときには、プレスティアの手数料+シティバンクの手数料+ATMオーナーの手数料がかかることになり、留学生にとっては全く使えない銀行になり果ててしまうこととなりました。
さらに、プレスティアは口座維持手数料が必要な銀行なので、いまからアメリカ留学する方は口座を開かないようにしてください。
日本の銀行にあるドル資金を最低限のコストで利用する方法としては、
①SBIデビットカード
②ソニー銀行デビットカード
ということになると思います。とはいえ、手元に全く現金がないのも問題ですので、デビットカードを用いた現金引き出し法が使えないか、アメリカに帰国してからやってみたいと思います。詳細は後ほど報告します。
ビザ更新 [ビザ申請]
◇ビザ更新
実は今、日本に一時帰国しています。先日、ビザを更新してきました。
ビザが切れていても有効なDS-2019があれば合法的に滞在できることは以前書きました。なぜ今回ビザを更新することになったのか、私が勘違いした点を含めて書いておこうと思います。
今年9月に参加予定の学会がカナダで開かれることを知ったのが昨年の9月頃でした。短絡的な私は「カナダ=外国=ビザが切れていればアメリカに再入国できない」と考えてしまいました。
実際には、カナダ、メキシコ、いつくかのカリブ海諸国に渡航する場合、30日以内の滞在であれば、再入国が認められます。"Automatic Extension"あるいは"Automatic Revaliation"と呼ばれています。→リンク
ちなみに、ビザ更新の目的で出国したり、スポンサーが変わったりした場合はこの特例は適応されないようです。また、I-94をプリントアウトして持参することが推奨されているようです。
こんな勘違いから、3/15から息子のPreschoolがSpring Holidayに入るので、このタイミングでビザ更新をすることにしました。ビザ更新はカナダでするか、日本に一時帰国するかの選択になることが多いですが、日本に一時帰国することにしました。その理由は、
①家族のリフレッシュ
②クレジットカード付帯保険のリセット
③バイトして留学資金を稼ぐ
といったところです。
今回はビザ面接を東京でしてきました。当初大阪で予定していたのですが、予約していた日に職員研修の名目でビザ面接ができなくなったとのことで、東京に振替ました。
ビザ更新の場合は郵送申請ができますが、面接の方が早いのと、その場で結果がわかるため面接を選択しました。かかる費用は同じです。
大阪での郵送申請は(最初に面接したところと同じ場所でしか郵送申請できません。)、ビザの承認に時間がかかるようなので、最初からビザ更新を念頭に置いている方は、最初から東京で申請していてもいいかもしれません。
今年からセキュリティーに変更があったようで、ビザ面接会場にスマホを持ち込むことができるようになっていました。(以前は入口で預けなくてはならなかった。)
現在、パスポート返却を待っている段階です。
ビザの制度は複雑で、全てを書くことは困難なので、読者の方でご不明点があればコメントで質問していただければ幸いです。