留学前に準備しておくこと [留学記]
◇留学前に準備しておくこと
最新の情報は新ブログresearch-fellow.comをご覧ください。
来年から留学が決まったという人も多い時期だと思うので、「留学準備にしておくべき」ということをまとめてみました。
①現金の準備
現在NYに留学している小室圭氏(見たことありません)が10月か11月に一時帰国するという情報が流れていますが、その理由に預貯金がなく留学ビザがおりなかったという噂があるそうです。(ガセでした。)ビザの申請にはアメリカで暮らしていくに十分な現預金があることが必要なのでしっかりと準備しましょう。
②留学助成金の申請
夏までに申請が終わっているものも多いですが、留学助成金はできる限り申請しましょう。留学後も可能な助成金については別の機会に記載します。
③現地の銀行口座開設
三菱UFJ銀行系列のUnion bankなら日本に居ながらに口座開設できます。まとめて資金を移動しておけば、ビザ申請の時に必要な銀行口座の残高証明は銀行のステートメントで代用できますし、アメリカで家を借りる際にも交渉がスムーズに運びます。
私は試したことがないですが、ハワイの銀行も日本人であれば簡単に口座開設できるようです。旅行する機会があれば開設しておくのもいいと思います。
Union Bankは西海岸にのみ、ハワイの銀行は当然ハワイにしかないので、留学先の生活に便利な銀行の口座を渡米後に開くとよいと思います。(店舗に行って、パスポートとDS2019を提示すればSocial Security Numberがなくても口座開設できます。)アメリカの銀行は口座開設キャンペーンをよく行っており、何百ドルともらえるので、キャンペーンをうまく利用してください。”Bank account bonus"等のワードで検索すると多く見つかります。HSBCで口座開設をお考えであれば、referal code「S013618271」を銀行に伝えてください。普通のChecking口座開設で$100、Advance Checkingで$250もらえます。
④日本のメインバンクを再考
アメリカにいるときは当然アメリカドルで生活するわけですが、留学中の家計は赤字になることが多いと思われます。日本の資金をアメリカで使ったり、アメリカに海外送金したりすることも多くなりますが、仮に海外送金1万ドルをすると仮定すると、普通の銀行ではアメリカドルへの為替手数料、振込手数料などで1万5千円程度必要になります。これらを節約するには、「1.日本にあるドルをそのまま利用する」か「2.日本のドルをアメリカに安く送金する」のいずれかとなります。詳しくはこちら。
要点述べると、
1.日本にあるドルを利用
為替手数料の安い銀行でアメリカドルに両替し、アメリカドルのまま利用する方法は2つあり、1つはソニー銀行のデビットカード、もう1つは住信SBIネット銀行のデビットカードです。ソニー銀行は為替手数料片道15銭、住信SBIは買付時0銭です。(SBIは買い付け時は基準レートそのまま、売り付け時に8銭の手数料をとるようです。)ソニー銀行に預けてある米ドルを使うにはSony Bank WALLETというデビットカードを、住信SBIネット銀行の米ドルを使うにはVISAデビット付キャッシュカードを申し込みます。住信SBIのカードは海外決済手数料2.5%がかかるのですが、年30回までは同額をポイントでキャッシュバックしてくれるというシステムなので、頻回に使うことが予想される人はソニー銀行のほうがいいでしょう。
2.日本のドルをアメリカに安く送金する
日本のデビットカードを使い続けるものいいですが、現金を引き出したり、アメリカのクレジットカードを利用するときにはアメリカの銀行口座に送金したほうが便利です。アメリカの銀行に安く送金できるのは、1位 楽天銀行(送金手数料1750円+為替手数料25銭)、2位 SBIネット銀行(送金手数料3000円+為替手数料0)(個人の海外送金は不可なっています。)、3位 ソニー銀行(送金手数料3000円+為替手数料15銭)、4位 新生銀行(送金手数料4000円+為替手数料15銭)です。なお、実際の送金に際してはアメリカの銀行でIncoming wire feeが$15程度取られますし、中継銀行手数料がかかる場合があります。中継銀行手数料などを加味しなければ、$5,000以上送金する際は住信SBIネット銀行が有利です。
私の場合
私は新生銀行でプラチナステージを獲得しているので、海外送金手数料が月1回無料、為替手数料7銭という優遇を得ています。これをHSBC advance checking口座に送金していますが、中継銀行手数料無料、Incoming wire fee無料(本当は$12取られるはずですが、なぜかひかれません。)なので、たびたび新生銀行から送金しています。
⑤住民票を抜くかどうか考える
住民票を抜いた場合(非居住者になった場合)、住民税、保険料、年金を支払う必要はありません(住民税ついては前年分を今年に請求されるので前年分については払わなくてはなりません。住民票を残すメリットは年金を支払った期間が長くなる(本当に得かはわかりませんが・・・)、日本に帰国した際に医療機関に保険で受診できる、株やFxなどの投資を続けることができるなどとなります。ちなみに住民票を抜いた場合は一部証券会社を除き株の保有を続けることはできないので、売却する必要があります。こちらで詳説しています。
⑥携帯電話はソフトバンクのアメリカ放題が便利
いつ打ち切りになるかわからないサービスですが、アメリカ放題であればSprintのネットワークにつながっている限り通信・通話無料です。アメリカの電話番号もText plusやFreeToneというアプリを使えばほぼ無料で使えますので、現地でアメリカの電話番号が必要になっても大丈夫です。
日本の電話番号を維持する必要がない、あるいは携帯電話番号の保管をする場合は、現地の携帯会社と契約した方が安くなります。H2Oモバイルであれば日本への国際電話無料なので安心です。詳しくはこちら。
⑦戸籍謄本(全部記載)、印鑑証明など取得、国際運転免許証は日本の住所が証明できる。
特に家族で渡米する場合、保険加入などのため婚姻関係の証明や出生証明を求められることがあります。領事館でMarrige certificateやBirth certificateを発行してもらうためには戸籍謄本が必要です。渡米する前に取得しておきましょう。印鑑証明はローン契約や車の売却で必要なので、人によっては念のためもらっておいた方がいいと思います。アメリカで運転しない方も国際運転免許証があると便利です。渡米間もないころは、ウイークリーマンションやホテル等の仮住まいから始める方も多いですので、住所がないことになり、銀行口座開設などに支障をきたします。国際運転免許証があれば少なくとも日本の住所の証明に使えます。(HSBCでの口座開設の時に便利でした。)
⑧予防接種歴の証明
医師に診断書を書いてもらうには母子手帳が一番いいと思いますので、手元にない人はご実家から取り寄せてください。
子どもを学校に行かせる場合は、日本の医師に予防接種歴証明書を書いてもらいましょう。その地域の所定の証明書があると思います。
⑨ビザの準備
ビザに必要な書類の取り寄せを行ってください。アメリカの事務はSlowなので早めに言わないとギリギリまで何もしてくれませんし、綴りや誕生日を間違えたビザ書類を送ってくることがあります(当然無効です)。
⑩常備薬の準備、健康診断、歯の治療など
アメリカでは日本ほど医療機関にかかるのが簡単ではありません。もちろん言語の壁もあります。出国する前に、あるいは住民票を抜く前に、なるべく日本で済ませておきましょう。一部、日本では処方箋がないと処方されない薬でも、アメリカでは薬局で簡単に買えるものもあります。
例えば、アレルギーの薬ジルテックは日本の薬価78円/錠(3割負担で約23円/錠)ですが、アメリカではAmazonで365錠入りが$16(¢4/錠)で売られています。
アメリカ留学に向けて着実に準備を進めていきましょう。
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自由の女神 [留学記]
◇自由の女神
久しぶりに自由の女神に行ってきました。私は2回目ですが、家族は初めてです。
今回は台座まで登れるチケットを買いました。(ノーマルチケットでは台座の下の公園だけになります。)本当は王冠まで登りたかったのですが、子供の身長制限があり諦めざるを得ませんでした。王冠チケットは発売してすぐ売り切れるので発売と同時に購入しておく必要があります。発売は5か月前からです。(2018/10/15現在、1月5日までの日程が売り切れています。購入はこちら)
ダウンタウンにあるBattery Parkまで行き船に乗ります。
女神像の正面から右側に回り込んで船着き場につくので、船の右舷がオススメです。マンハッタンの摩天楼を背景に女神像が撮れます。
女神像の後ろ側にある建物から内部に入ります。女神像の右足はつま先立ちだったの知っていましたか
内部には昔使われていたトーチが飾られています。
エレベーターもありますが、かなり混んでいたので台座まで階段で上がることにしました。約200段です。息子(4歳)頑張って一人で登ってくれました。台座からの女神像です。
女神像から南側の眺めです。いつも行っているIKEAが小さく見えます。
台座の下まで降りての一枚。いい角度で撮れます。台座チケットか王冠チケットがないと来れない場所なので空いていて撮影にはいい場所です。
息子は、PreschoolやPre-KでStatueのことがよく話題になっているのか、自由の女神に興味深々でした。
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アメリカにおける最近の携帯電話事情 [携帯電話]
◇アメリカにおける最近の携帯電話事情
この記事の最新情報は新ブログをご覧ください。
この1年で大手携帯電話会社のプラン(主にポストペイドプラン)が大きく変わったのでお伝えします。
1年前、アメリカの大手携帯会社は日本と同様、主にデータ通信料で月々の料金を決めていました。2018年の前半に4つの大手携帯電話ネットワーク(Verizon, AT&T, T-mobile, Sprint)はそろってポストペイドプランの変更を行い、データ従量制ではなく、通信・通話無制限へと変更し、多くのストリーミングTVチャネルの視聴も可能になり、その代わり月々の単価を大幅に引き上げました。
会社 | 料金 |
Verizon | $75~ |
AT&T | $70~ |
T-mobile | $70~ |
Sprint | $70~ |
一番安いプランだと、画像クオリティが低く、混雑時にデータ通信速度が低下します。(これが結構不評で、1Mbpsも出ないという報告もあります。)月々$10ほどを追加すると、混雑時でも一定量まで速度低下が起こらないようなプランにアップグレードできます。
アメリカの携帯電波は(すくなくともNY内では)、①弱い、②ビル内だと大体圏外、③通話クオリティがよくない、④電波が混雑していることが多い、という良くないだらけですが、本当にNYでビデオストリーミングが可能なのか疑念が残るところです。
プリペイドなどで通信品質が安定していることを確認してからポストペイドプランにしないと痛い目を見そうな気がします。(逆に安定していればテレビのCord cuttingも可能になるかもしれません。)
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ホテルポイントプログラム比較 [クレジットカード]
◇ホテルポイントプログラム比較
飛行機会社にマイレージプログラムがあるように、ホテルチェーンにもポイントプログラムがあります。今回は私が加入しているポイントプログラムの特徴の比較をしたいと思います。
1. マリオットリワーズ (Marriott Rewards)
別の記事に書きましたが、マリオットホテルグループとSPGグループが合併した世界最大のホテルチェーン、マリオットグループのポイントプログラムです。$1あたり10ポイントがたまり、一般的なクレジットカードを保有することにより付与されるSilver Eliteになると10%多くもらえます($1あたり11ポイント)(⇒こちら)。ポイントプログラムの特徴は、
①マリオットポイント3ポイントにつきエアラインマイル1マイルと交換できる。6万ポイントをエアラインマイルに交換するとボーナスがついて25,000マイルと交換できる。
②トラベルパッケージというユニークな使い方ができる。(使い方によってはかなり得。)
2. ヒルトンオーナーズ (Hilton Honors)
日本にも多くのホテルを展開するヒルトンチェーン。$1あたり10ポイントがたまり、一般的なクレジットカードを保有することにより付与されるGold Eliteになると80%多くもらえます($1あたり18ポイント)。ポイントプログラムの特徴は、
①ほかのホテルチェーンのクレジットカードではなかなか得られない、無料朝食のついたエリートステータス(Gold status)がクレジットカードを保有するだけで得られる。ボーナスポイントも桁違い。
3. ワールドオブハイアット (World of Hyatt)
ハイアットホテルグループのポイントプログラム。$1あたり5ポイントがたまり、一般的なクレジットカードを保有することにより付与されるDiscoveristになると10%多くもらえます($1あたり5.5ポイント)(⇒こちら)。ポイントプログラムの特徴は、
①特典宿泊に必要なポイント数がほかのポイントプログラムに比較して少ない(後述)。1ポイントの価値が高い。
4. IHGリワーズクラブ(IHG Rewards Club)
イギリスに本拠を置くInterContinental Groupのポイントプログラムです。ANAホテルと提携しているので日本に多くあります。$1あたり10ポイントがたまり、一般的なクレジットカードを保有することにより付与されるPlatinum Eliteになると50%多くもらえます($1あたり15ポイント)。ポイントプログラムの特徴は、
①大幅に獲得ポイント数が上がるSpeed Up Campaignを頻繁に行っている。
このように、各社特徴的なポイントプログラムを用意していますが、実際のところ、どのポイントプログラムのポイントが一番価値が高いのでしょうか?比較しました。
比較の方法は以下の通りです。
1.各社オフィシャルホームページから検索。
2.宿泊期間は2019/04/01から1泊
3.食事なし、スタンダードルーム、キャンセル可能なプランの税込み一般購入価格。
4.都市はマンハッタン(ダウンタウン~ミッドタウン)、東京、ハワイの最安値と最高値で比較。
5.通貨はアメリカドル。1ポイントあたりの価値は1ポイント=何セントで表示。(1ポイントあたりの価値が高くなるほど濃いピンクで表示しています。)
6.特典宿泊除外日の場合は、宿泊可能な一番近い日付の価格を用いて計算。
上の表から言えることは、
①1ポイントあたりの平均価値は
ハイアット(約3¢/point)>マリオット(約1.2¢/point)>IHG(約0.8¢/point)>ヒルトン(約0.65¢/point)
②使い方次第で価値を高めることができるプログラム(どれだけ平均から外れたの価値で利用可能か?)
マリオット>ヒルトン=ハイアット>IHG
IHGはどこで使ってもほとんど価値は一定しています。他のプログラムだと一般的に高額なホテルでポイントを使った方がオトクになる傾向があります。
③ホテルで1$利用した場合の還元率(一般的クレジットカード会員のエリートステータスで得られるポイント(クレジットカード決済のポイントは考慮せず)を1ポイントあたりの平均価値から算出)
ハイアット(16.9%)>マリオット(13.6%)>ヒルトン=IHG (11.6%)
このことから、ハイアットホテルのポイントプログラムが非常に価値が高いことが分かります。
ハイアットクレジットカードの申し込みはこちらから。(アメリカ在住者限定です。このカードの機能は別で詳報します。)