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デルタ航空マイルの使い方に関する検討 [飛行機]

◇デルタ航空マイルの使い方に関する検討




ブログの更新が久しぶりになってしまいました。
さて、今回はデルタ航空スカイマイルの話題です。
〇必要マイル数の一般的な計算方法
マイレージプログラムの特典航空券に必要なマイル数は、多くの会社の場合、
1.「飛行区間」または「飛行距離」
2.「シーズン」
で一定額に決められていることが多いです。
例えば、ANAマイレージクラブの場合は、「飛行区間」に「シーズン」が加味されてマイル数が決まります。
各社、必要マイル数チャートを用意していて、基本的には「どこへ旅行するか」であらかじめマイル数を予測できます。次の旅行のために「マイルを貯金する」と言われるのもこのためです。
〇デルタ航空スカイマイルの特殊性
これは前回も書きましたが、デルタのマイルは上で書いた「決められたマイル数」というものが存在しません(必要マイル数チャートがない)。完全な「変動マイル制」になっています。
需要が見込める時期の便は高いマイル数を設定し、需要が低い時期の便には低いマイル数を設定します。また、販売状況により必要マイル数を変更します。出発日が近くなり空席が多いと必要マイル数を引き下げたりします。
この方式のメリットはANAユーザーから多く聞かれる「特典航空券が取れない」ということがあり得ないことです。
JALも同じように変動マイル制(PLUS)を導入しましたが、マイルチャートは残っていて、最低限必要なマイル数は分かります。
〇運賃との相関性と1マイルの価値
デルタは必要マイル数を需要に応じて調整していますが、当然、運賃も需要に応じて調整しています。当然、「運賃とマイル数は相関している?」という仮説が成り立ちます。この仮説を検証するために、運賃とマイル数の相関について検討しました。
条件:
旅行期間:2020/2/15-21及び2020/4/1-7 NYから各地の往復
行先:シカゴ(ORD)、アトランタ(ATL)、ロサンゼルス(LAX)、パリ(CDG)、カンクン(CUN)、東京(TYO)
便の選択:直行便最安値(東京の場合は1 STOP)
運賃(マイル)の算出方法:8/7現在の運賃またはマイル数をアプリにて検索。海外の場合は税金を運賃より差し引いて計算。(表示運賃に税金が含まれているため。国内線は数ドルなので無視した。)
結果:
下図のごとく、運賃とマイル数には明らかな正相関が認められました。(青:2月、ピンク:4月)
mile and price.jpeg
ピンクに一つだけ外れ値がありますが、4月のNY-CDGです。
外れ値を除いて運賃/マイルを計算すると、一マイルあたりの単価は¢1.38と計算されました。なお、スカイマイルの一般会員は運賃1$に対して5マイルが加算される(特典航空券にはマイルが加算されない)ことを考慮すると、一マイルあたりの単価は¢1.28となります。
〇デルタのマイルは貯める価値があるのか?
デルタのマイルを貯める一般的な方法は
1. デルタで飛ぶ
2. デルタのクレジットカードを使う
3. AMEXのポイントを移行する
4. (日本地区会員限定)ニッポン500マイルキャンペーン
などが一般的かと思います。(Gポイントからの移行はできなくなりました。)
デルタのマイルは無期限有効なので、1.と4.の場合は貯めるに越したことはありません。
問題はクレジットカードのポイントをデルタに貯めるかどうかです。ここからは私見ですが、
デルタのポイントを貯めるくらいなら別のポイントを貯める
のがいいと思います。
例えばデルタの航空券を購入するとしましょう。デルタAMEXカード(USA)を使うか、Chase Sapphire Reserveを使うか?
 デルタAMEX: 2マイル/1$ = 還元率2.6% (1マイル単価1.3¢として計算)
 CSR: 3pts/1$ = 還元率4.5% (Reward pointをChase Travelで利用)
Chase Travelでは公式サイトと同じ値段で航空券が売られています。マイルも付与されます。
日々の買い物でも、CSRの還元率の方が、デルタAMEXを上回ります。
〇スカイマイルの使い道
デルタはJFKをハブにしているので、私としては利用機会が多いです。価格は安く、定時性も一番です。またデルタのマイルは、Lyftとの提携やニッポン500マイルもあるので、意外と貯まっていきます。
また、ポイントプログラム全般に言えることですが、
定期的に消費せよ
が原則です。ポイントプログラムは改悪されることがほとんどですし、ユナイテッドも11月から変動マイル制に移行することが決まっています。
ではいつ、どこで使うのがいいのでしょうか?
経験上、デルタの1マイルの価値は1.3-1.5セントになることが多いです。マイル数が変動するので、この相関はかなり強く、Sweet Spotを探すのが非常に困難です。
私なりのスカイマイルの理想的な使用方法を提案します。
1. (前提)スカイマイルは直接貯めない。AMEXのポイントで貯める。(アメックスゴールドはレストランやスーパーマーケットでの還元率がほかのどのクレジットカードよりも優れています。)
2. 1マイル単価が2セント程度の便を見つける。
3. マイルを利用することにしたら、AMEXポイントをデルタに移行します。(瞬時に移行されます。)
4月のNY-CDGのような便を発見したら迷わず使いましょう。また経験上ですが、オフシーズンは運賃に比して必要マイル数が下がることが多いように思います。1マイル2セントくらいの価値になっている便をよく見かけます。オフシーズンは安いので現金購入したくなりますが、マイルも見てみてください。


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NYでのデルタスカイマイルの使い道 [飛行機]

◇NYでのデルタスカイマイルの使い道






先週末から非常に寒い[雪]です。夜は摂氏-14℃くらい、昼でも-5℃とかの日が続いています。シャワーの後、ちょっと外に出たのですが、すぐに髪が凍って整髪料を付けたみたいになりました[あせあせ(飛び散る汗)]


明日明後日は寒気も少し緩むようです[晴れ]


さて、今日はマイル関連の話題です。4月に学校の春休みがあるので、バハマまでの旅行を計画しました。デルタ航空の25,000マイル/人でJFK⇒ATL⇒NASの旅程が組めました。


宿泊先はMarriottのポイントを使って、Atlantisを予約しました。Atlantisはバハマの首都ナッソーの隣島にあるパラダイス島にあるリゾートで、カジノを中心とした豊富なアクティビティーと美しい砂浜がある魅力的なリゾートのようです。今から楽しみでしょうがありません[るんるん]

Atlantis1.jpgAtlantis2.jpg


以前、デルタ航空はマイル数が高くなることが多いと書きましたが、春休みのバハマが25,000マイルで取れたのが少し意外だったので、アメリカ3大航空会社、ユナイテッド(UA), アメリカン(AA)、デルタ(DL)のアメリカ国内線、近距離国際線の必要マイル数について少し調べてみました。


調べたのはニューヨーク発のカンクン(CUN)、オーランド(MCO)、ロサンゼルス(LAX)往復で、旅行期間がFlexibleの最安値と2019/4/20-24のfixed dateです。税金等は考慮していませんが、ほとんど同じだと思われます。


航空会社 行先 4/20-24 最安
UA CUN 35000 35000
MCO 35000 25000
LAX 31500 25000
AA CUN 30000 30000
MCO 25000 25000
LAX 37500 25000
DL CUN 28000 21000
MCO 25500 13000
LAX 39500 23000


ニューヨークからの距離でいくと、MCO<CUN<LAXの順、国内線国際線の別でいうと、CUNのみ国際線になります。(国際線の場合は乳児チケットに料金が必要です。国内線は無料。)


こう見ると、UAとAAは国内線は距離にかかわらず片道12,500でFix、国際線も到着地エリアで決まっていて、需要に応じて必要マイル数が上がることが分かります(必要マイル数チャートが公開されています。)。一方デルタは、必要マイル数チャートがなく、完全に需要により必要マイル数が決まってきます。国内線・国際線の別もないようです。また、最安値を見ると、おそらく距離と最安値が比例する関係にあるようです。


このように見ると、片道3,4時間の短距離路線、特にメキシコやカリブ海行きはデルタの"Sweet Spot"かもしれません。(とはいえ、マイル単価は¢2/mileくらいにしかなりませんが・・・)日本路線では、エコノミークラスであれば、New York-Tokyo往復が60,000マイルくらいになる日程も比較的多く見つかります。ビジネスクラスも最安140,000マイルで往復できる日程も見つけることができました。


前回、あまりいい評価をしなかったデルタスカイマイルですが、「ニッポン500マイルキャンペーン」や「Lyftで1マイル/$キャンペーン」など、比較的マイルを貯めやすいプログラムになっています。定時就航率やサービス面もかなり向上して、ぐんぐん評判が上がっている飛行機会社でもあります。必要マイル数という観点からは、完全に需要と供給ベースでマイル数が決まるので、繁忙期でも早め早めに旅程を決められる人、閑散期に旅行が可能な人向けのマイレージプログラムだと思います。


長距離路線の必要マイル数が一番低い:AA

特典座席数が多く特に長距離路線で真価を発揮:UA

短距離路線、閑散期の必要マイル数が最少:DL


といったところが私の印象です。


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NY発日本行き航空券 [飛行機]

◇NY発日本行き航空券







今回はNY発日本行き航空券のお話です。


アメリカ滞在からビザ更新などで一時帰国する機会がある人も多いと思います。


私も2度一時帰国しましたし、留学後、定期的に航空運賃を観察してきました。その中で、航空運賃にある一定の傾向があることも分かってきました。今回は有償航空券を買うときに、どうしたら費用が安く抑えられるか検討しました。


ちなみに、マイルを使った特典航空券が一番オトクですが、帰国時の片道航空券用にとっておいた方がよりオトクなので、今回は比較しておりません。(なお、ANAのマイルは片道では使えないので、アメリカ滞在中に積極的に使うようにして下さい。)


1. 直行便での比較

 NY東京で直行便を飛ばしているのはJAL, ANA, ユナイテッドと3社です。そのため料金は横並びで、どの時期も概ね往復$2000程度です。太平洋路線がドル箱と言われる所以でしょう。

 しかし、よく注意して料金を観察していると、JALやANAで時々$1200~1500という非常に安い航空運賃が提示されることがあります。JALでいうブッキングクラスQの運賃です。これが出てくるのは月に一回あるかないか、しかも、出ている時間は1日~2日程度です。決まった時間帯にのみしか出てこないこともあります。

 このセール運賃が出ているときは、大体他の2社も安くなっています。

 ちなみに、ブッキングクラスQは区間マイルの30%しか貯まらず、JALカードツアープレミアムのボーナスマイルも付かないので、貯まるマイル数とのバランスを考えて予約しましょう。


2. 経由便の場合

 直行便に比べると時間はかかりますが、値段は安い場合が多いです。飛行距離が長くなるので、マイルも貯めやすくなります。


①単身の場合

 中国系、特に中国東方航空が最安になることが多いです。中国系は機内サービスが良くない、乗り継ぎが良くない、遅延が多いことで有名なので、家族連れにはお薦めしません。

シンガポール航空やヨーロッパ系航空会社のチケットが安いことがありますが、地球を逆回りするので、やはり単身者向けです。


②中国系は避けたい、でも経由はOK

 エアカナダが安く、乗り継ぎも良いので第一選択です。概ね$1600程度。


③やはり日系がいい

 ブッキングクラスQ以外で、JAL, ANAの航空券を安くする方法が2つあります。「出発地をカナダにする」「目的地を日本以外の第三国にする」かです。

 出発地をトロントにするとJALの場合、往復$1300程度になります。この方法の欠点はNYトロント間が自腹になること、第一区間に乗り遅れると全てキャンセルになること、第一区間の出発時間によっては前泊が必要になる場合があることです。

 次は目的地を第三国、例えば台北にしてみます。各社、$1000~1700程度になります。しかも東京台北往復分のマイルもたまります。日本滞在は往路または復路にてストップオーバーという形をとります。(複数都市、周遊で検索できます。)

 これら旅程は公式サイトよりもExpediaなどの方が安くなる場合があります。SurpriceはHIS系の会社ですので、困ったときに安心です。





 検索が面倒ではありますが、良い組合せが見つかれば驚くほど安くなります。例えば、来春JALトロント発台北往復ビジネスクラス大人1名たったの$2100です!


特典航空券を除いてオトクな航空券を紹介しました。出発地がNYなので、西海岸だと全く状況は異なると思います。何か情報があればコメント頂けると幸いです。



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アメリカ系航空会社のマイレージプログラム比較 [飛行機]

◇アメリカ系航空会社のマイレージプログラム比較







私はマイルを貯めるのが大好きで、マイレージプログラムもJAL, United, American, Delta, JetBlue, Cathay, Quantasの7つに加入しています。


日本人にとって最も馴染みがあり、貯めやすく、使用しやすいのはJALやANAですが、アメリカ系航空会社のマイレージプログラムにはそれぞれ特徴があるので、個人的経験を踏まえまとめてみました。オススメ度と日本とニューヨークの往復に必要なマイル数も記載します。(JALとANAは通常50000マイル)


1. United Airlines (Milage Plus) ★★★

 最大の航空連合スターアライアンスに加入しており、ANAを始め多くの航空会社と提携しています。ANAでもマイルがたまります。マイルは有効期限18ヶ月ですが、一度でも増減があればそこから18ヶ月延長されます。

 最大の利点は、マイルを使って予約するときに、多くの航空会社で燃料サーチャージが不要なことです。最近では原油価格の高騰で、北米路線は片道2万円ほど燃料サーチャージがかかりますが、これが無料になるのはかなり嬉しいです。

 次の利点は、オンラインで多くの航空会社の特典航空券を発券でき、しかも出発地と目的地が同じならどのようなルートを経ようとも同じマイル数なことです。例えば東京発ニューヨーク行を検索すると直行便のほかにドイツやポーランド経由の便も引っかかりますが、同じマイル数で発券できます。

 最安の特典航空券を多く発券しているのも特徴です。アメリカ系のマイレージプログラムでは需要予測に基づき、需要が多い時期の特典航空券は必要マイル数が多くなることが多いですが、ユナイテッドは最安で取れることが多いです。(オンラインで予約可能な航空会社が多いからかも知れません。)

 アメリカにいて最も有り難いのは特典航空券でANAに乗れることです。日系航空会社はアメリカ系航空会社と比較するとサービスのレベルが天地の差ですから…ただ、ユナイテッドのマイルで予約できるANAの席数は1~2席のようですので、家族そろってと言うのは難しいと思います。

 日本との往復は70000マイルで、片道予約も可能です。

 アメリカの提携クレジットカードはChaseから発行されており、一般的カードで入会ボーナス40000マイルがもらえます。ちなみにChase 5/24ルール適用カードです。

 2018_Get_CC_Page_United-Explorer-Card.png


2. American Airlines (AAdvantage) ★★☆

 ワンワールドに所属しており、JALでマイルがたまり、特典航空券ではJALも予約できます。但し現状、JALの予約にはカスタマーセンターに電話で予約がひつようです。ユナイテッドと同じで、マイルの有効期限18ヶ月ですが、簡単に延長可能です。

 ユナイテッド同様、燃料サーチャージは不要な航空会社が多く、JALも不要です。

 最安の特典航空券に必要なマイル数はユナイテッドよりも少ないですが、最低マイル数で取れる時期はユナイテッドよりも限られます。

 ニューヨークに限った話ですが、アメリカンはニューヨークと日本間に直行便を運行していないので、特典航空券が利用しにくいです。

 JALが利用できるのは非常に有り難いです。

 隠れた魅力の一つが、ハワイアン航空をマイルで利用できることだと思います。ユナイテッドもハワイアン航空と提携しているのですが、日本ハワイ間でマイルを使うことができません。ハワイアン航空は多くの都市からハワイに飛んでますし、特典航空券も取りやすいです。欠点は北米路線と同じマイル数(32500マイル)が必要です。

 アメリカンで日本と往復する場合の必要マイル数は65000マイルで、片道予約も可能です。

 アメリカの提携クレジットカードはCitiとBarclaysから発行されており、ともに60000マイルずつの入会ボーナスです。Barclays cardは一回でも使えば60000マイルくれる太っ腹ボーナスで、かつ特典航空券が必要マイル数10%offになります。次のカードはこれを狙っています。

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3. Delta (Skymiles) ★☆☆

 デルタはスカイチームに所属しています。日本の航空会社でスカイチームに所属する会社はありませんので、その点、上の2つの会社と比較すると劣ります。これまでは成田をハブに多くの便を運行していましたが、破綻したJALやスカイマークを取り込もうとしましたが失敗し、日本から徐々に撤退しつつあります。

 マイレージプログラム最大の特徴は、マイルに有効期限の無いことです。

 燃料サーチャージは殆どの会社で不要です。

 デルタ特典航空券に必要なマイル数を明示していません。日付や時間帯によりダイナミックに変動するシステムを採用しています。一般的に必要マイル数は他社よりも多いです。一説では日本との往復に必要なマイル数は最低70000マイルだそうです。

 日本では「ニッポン500マイルキャンペーン」を数年来継続しており、定期的に国内線に乗る人は貯めやすいと思います。

 日本ではフェードアウト気味ですが、アメリカではBig3の中で最も評価が高い航空会社です。

 日本に於いてはクレジットカードが高機能なことで有名です。デルタアメリカンエキスプレスゴールドカードはスカイマイルゴールドメダリオンというエリートステータスを提供してくれます。

 個人的には、デルタ航空自体は必要マイル数の多さと、便の減少で利用しにくくなっていますが、韓国の大韓航空や台湾の中華航空はスカイチームで利用できますので、アジアに行くときは便利です。JALの韓国発航空券を利用したときは、デルタのマイルで大韓航空片道航空券を発券して利用しました。

 ニューヨークと東京の往復を検索すると、大体10万マイルを超えます…

 アメリカの提携クレジットカードはAMEXから発行されており、入会ボーナス60000マイルです。

 delta-skymiles.png


4. jetBlue (TrueBlue) ★☆☆

 jetBlueはアメリカの格安航空会社に分類されますが、そのサービスは評価が高く、機内サービスもありますし、遅延やキャンセル時の補償もあります。航空連合に加入していませんし、日本への便もないため、日本の居住者には利用しにくいマイレージプログラムです。

 マイルに有効期限はありません。

 マイルは約1.5セント/マイルの割合で航空券と交換できます。他社特典航空券の場合、最低でも2セント/マイルになるのが普通なので、マイルの価値は低いです。

 jetBlueに乗ったときに加入しても良いかもねというレベルです。 


5. Alaska Airlines (Milage Plan) 未加入

 アラスカ航空はアメリカ西海岸を中心に運行している航空会社で、ニューヨーク在住の私からすると利用する機会は今の所ありませんが、遅延の少なさ等で、アメリカNo1の評価を得ている航空会社です。

 アラスカ航空自体は航空連合に加入していませんが、JALやアメリカン、エミレーツなど多くの会社と提携しているので、比較的貯めやすいマイレージプログラムです。

 アラスカ航空マイレージプログラムの最大の利点はビジネスクラスに必要なマイル数がかなり少ないことで、飛行機マニアの中にはわざわざ貯めている人がいるようです。

 

 アメリカの航空会社は日系に比べると必要マイル数が多めですが、有効期限が実質無期限なこと、燃料サーチャージが不要な場合が多いこと、クレジットカードの入会ボーナスが多いことなどから、アメリカに留学したならば加入してみる価値は十分にあると思います。


 さらに米系マイレージは距離制ではなく運賃ベースなので、例え近距離でも航空券が高ければマイルは多くたまります。桜祭りでワシントンに行ったときは、航空券が片道300ドルくらいだったので、わずか200マイルほどの距離の飛行でも1500マイル(多くのプログラムは5マイル/$)も貯めることができます。学会等で留学先が旅費を負担してくれる場合には、高めの航空券を買って米系マイレージプログラムにマイルを加算するようにすれば、サクサク貯まっていきます。


 ユナイテッドは特典航空券の取りやすさという点で非常に優れたプログラムです。ANAに乗るときにユナイテッドへマイルを加算してみるのもいいのでは?

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JAL特典航空券が留学に最適な理由のまとめ [飛行機]

◇JAL特典航空券が留学に最適な理由のまとめ





留学のような長期の海外渡航の時は、マイルを使った特典航空券が非常に利便性が高いことをこちらに書きました。


その中でもJALの優位性について、その理由を説明します。(アメリカ留学の場合です。)


①必要マイル数が少ない。


②片道で利用可能。


③変更・キャンセルが可能でかつ手数料が安い。


④マイルが貯めやすい。


⑤受託手荷物数の大きさ


①必要マイル数が低い

 JAL, ANAは北米まで片道25,000マイルです。(ANAは搭乗時期により多少増減あり。)アメリカン航空、ユナイテッド航空は35,000マイル、デルタ航空は35,000~75,000マイル必要です。日系は圧倒的にマイル数が少なく行けます。


②片道で利用可能。

 留学出発時に、いつ帰るか決まっている人は少ないです。往復で予約しておいて、帰り便を変更してもいいのでしょうが、帰り便は行きから約一年以内でなくてはならないので、長期滞在には向きません。ANAは片道で予約することはできないので、片道で利用可能なJALのほうが有利です。


③変更・キャンセルが可能で手数料が安い。

 JAL, ANAとも変更無料、キャンセルはJALが3100マイルまたは3100円、ANAは3000マイルです。1マイルの価値はどう安くても1.5円以上なので、現金で支払えるJALのほうが有利です。


④マイルが貯めやすい。

 これはJAL, ANAとも国内で提携している会社が多く、実際に搭乗しなくてもマイルをためることができます。この点ではJALとANAで引き分けだと思います。日系航空会社のマイレージプログラムの欠点はマイルの有効期限が3年間ということです。一方、米系航空会社はそもそも有効期限がなかったり(デルタ)、有効期限があってもマイルの増減があれば有効期限が延びる(アメリカン、ユナイテッド)ので、じっくり貯めるには米系が有利です。


⑤受託手荷物の大きさ

 JAL, ANAともエコノミークラス搭乗の場合、23kgの荷物を2個までですが、預けられる荷物の大きさが異なります。JALは3辺合計203cm以下、ANAは158㎝以下と大きく異なります。留学ともなると、食品や寝具などで大きな荷物を持ち運ぶ必要がある可能性が高いです。JALはかなり大きな段ボールでも運んでくれます。この点は圧倒的にJALが優位です。


留学に行かれる方は是非、JALマイレージバンクに入会してマイルをため始めましょう。

JAL 日本航空

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留学に最適な航空券 [飛行機]

◇留学に最適な航空券

留学するときは片道航空券または有効期間が長く、キャンセル料や変更手数料が安い航空券を選ぶべきと以前の記事に書きました。またその中で、マイルを使った特典航空券が一番有利であるとお話ししました。

しかし、マイルをそもそもためていなかったり、ためていても足りなかったりする人もいると思います。海外の航空会社を選べば安い航空券も手に入るのですが、安全性や快適性、定時性、トラブル対応の観点から日系の航空会社がいいという人も多いと思います。

今回、私はソウルの仁川にわざわざ飛んでから留学に旅立ちました。→アメリカ留学0日目

これはどういうことかを今回説明します。

日系航空会社を日本で購入する場合、とりわけ留学に使えるような片道あるいは長期の有効期限がある往復航空券は極めて高価です。例えば、4月出発、9月帰国、ニューヨーク往復でスカイスキャナーを使って旅程を組んでみました。

JAL, ANAともエコノミークラスで40万円を超えます。

JAL.JPG 

ANA.JPG

ここで注目するべきは、航空券規則は「発券国」により様々であるということです。すなわち、「日本で発券」する場合は非常に高価な航空券も、他国で発券すると安価になることがあます。

スカイスキャナーを使って、同様の条件で出発地を韓国仁川国際空港にするとどうなるでしょうか?JALが11万円と格段に安くなりました。ANAも28万円と結構安くなりました。

ICN.JPG

次に、出発地を台湾の台北桃園国際空港にします。JALは14万円、ANAは25万円。ANAは仁川より少し安くなりました。

TPE.JPG

次に出発地を中国上海国際空港に変えます。JAL, ANAとも約20万円と、特にANAに関してはかなり安くなりました。

PVG.JPG 

このように、海外出発の航空券を使うことにより、非常に安価に日系航空会社を利用することができることがお分かりいただけたと思います。ちなみに、ニューヨークのみならずロサンゼルスや直行便のないシアトルでもこの裏技は使用可能です。

さらに、(少なくともJALでは)日本でのストップオーバー(日本で滞在したあとアメリカ行きの飛行機に乗ること)が許可されています。時間があるときに第一区間(出発国→日本)を利用して、その後日本→アメリカの便で留学に行くことができます。

このチケットを利用するときに注意しなくてはならないのは、第一区間に乗り遅れるとそのあとすべての区間がキャンセルされてしまうということです。第一区間を乗らずに、第二区間(日本→アメリカ)を利用することはできません。LCCで行けるソウル、台北、上海などは出発地として有力な候補ですが、万が一の遅延や欠航に備えて、現地で一泊するくらいの気持ちでいることをお勧めします。現に私はソウルで一泊する日程を組みました。→アメリカ留学0日目

ここまでの航空券に関する記事がお役に立てれば幸いです。 


JAL日本航空 JMB入会
JAL SKY WIDER


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JALのマイルを効率良く貯める方法 [飛行機]

◇JALのマイルを効率良く貯める方法 

JAL-2.png

前回の記事で、留学にはマイルを使った特典航空券(特にJAL)を 利用するのが一番だとお話ししました。JALのマイルは獲得から36ヶ月の有効期限があるので、計画的に貯めないと留学に間に合いません。ここではいかにJALのマイルを効率良く貯めるかをお話しします。目標は日本アメリカ往復に必要な5万マイルです。

目次

①クレジットカードで貯める

②フライトで貯める

③waonで貯める

④Pontaで貯める

⑤nanaco x リクルートカードで貯める

⑥ネットショッピングで貯める 

⑦ポイント移行で貯める 

⑧まとめ

①クレジットカードで貯める

一番オーソドックスな貯め方は②の「フライトで貯める」なのでしょうが、漫然とJALに搭乗しても5万マイル は貯まりません。エコノミーでハワイに13回も行く必要があります(マイル加算率50%の格安チケットの場合: 片道1,916マイル)。しかし、これを5回に減らすことができる方法があります。JALカードに入会し、ツアープレミアムに加入することです。たしかにカード年会費が最低でも2,160円+ツアープレミアム登録料2,160円が必要ですが、片道で獲得できるマイル数が4,023マイルに上がります。ハワイ往復10万円x8回=80万円を思えば安いものです。

さらにJALカードにはショッピングマイル・プレミアム( 年会費3,240円)というサービスがあります。通常、JALカードで決済すると、購入金額200円ごとに1マイルが得られるのですが、これに加入していると100円ごとに1マイルが得られます。例えばスマホ代8,000円をJALカード払いにすると、ショッピングプレミアム非加入時で年間480マイル、加入時で、年間960マイルが加算されます。JALの1マイルは最低でも1.5円の価値があるので、年間40万円以上決済すれば元がとれる計算になります。

まずは電話代、ガス代、電気代などの生活費をクレジットカード払い にして、最大限マイルが貯まるようにします。

②フライトで貯める

JALまたはそのパートナーエアラインに搭乗すればマイルが貯まります。 JALは新規就航路線などを中心に、頻繁にキャンペーンをしています。3/31まで成田空港発の国際線(路線限定)で、ダブルマイル+5,000 pontaという破格のキャンペーンをしています。

Narita thanks campaign.jpg 

アメリカ国内など、直行便がない都市へフライトする場合、キャンペーンをしている都市をわざと経由するなど工夫すれば効率良くマイルが貯まります。

③waonで貯める

waonはイオン、ファミリーマート、 ローソン、マクドナルドなど、多くの店舗で使えます。waonで効率良くマイルをためるには、ショッピングマイルプレミアム登録したJALカードでwaonチャージして、waon払いすることです。100円あたり1.5マイルが貯まります。(注: イオンのスーパーマーケットはJALカード特約店なので、クレジットカード払いするほうが貯まります。100円あたり2マイル。)

④Pontaで貯める

 Pontaはローソンやケンタッキー、ゲオ、昭和シェル石油などで商品を購入したときに付与されるポイントです。現金払いでも、電子マネー払いでもクレジットカード払いでもポイントが付与されます。Pontaポイントは2:1の割合でJALのマイルと交換できます。JALは最近Pontaとの連携を強めていて、フライトでもマイルとともにPontaがボーナスされるキャンペーンをよく行っています。

⑤nanaco x リクルートカードで貯める

nanacoポイント自体はJMBとは連携していません。nanacoのどこにあるかというと、nanacoは税金払いに対応していることです。Tマネーも税金払いに対応しているが還元率が悪いので、ここではnanacoをお薦めします。nanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカードは数種類ありますが、年会費、還元率、JMBへの移行率を考えるとリクルートカードの一択です。

リクルートカードはnanacoチャージ100円あたり1リクルートポイントが貯まります。リクルートポイントやPontaポイントはポイント加算があれば有効期限が延長されますので、実質無期限です。

住民税、国民年金保険料、国民健康保険料、自動車税、固定資産税など多くの税金払いで、マイルを獲得できる可能性があります。仮に100万円分nanacoで支払ったとすると、10,000 Pontaが得られ、5,000マイルと交換できます。(注: 税金等のクレジットカード払いができるかどうかは、自治体により異なります。) 


リクルートカードはこちらから

nanacoを用いた税金払いの方法は後述します。

⑥ネットショッピングで貯める

JMBはさまざまなネットショッピングサイトと提携しています。例えば、Amazon、 ポンパレモール、ユニクロ、ZOZOTOWN、ノジマ、上新電機、ビックカメラ、ドミノピザ、紀伊国屋などの利用でマイルがたまります。通常、サイト独自のポイントも同時に加算されるので、マイルとの二重取りが可能です。ネットショッピングをする際は必ずJALのサイトからアクセスするようにすれば、マイルが自然と増えていきます。

⑦ポイント移行で貯める

JALのマイルは、既述のPontaポイント以外にも、多くのポイントシステムと連携しています。クレジットカードのポイント、dポイント、ホテルのポイント、証券会社のポイントなど。手持ちのポイントをJMBに移行すればマイルを増やせます。

私と同じく、M.D.をお持ちの方はm3.comのポイントが交換率が高くお薦めです。ポイント獲得も、MRのお知らせを見る、講演会に参加する、アンケートに答えるといった方法で簡単に貯められます。

⑧まとめ

JALカード入会ボーナスマイル 5,000

毎年の搭乗ボーナスマイル 2,000 x2年

生活費決済(年50万) 5,000 x3年

税金決済(年100万) 5,000 x3年

これだけで約4万マイルが得られます。実際にはJALの搭乗マイルやwaon, Pontaで得られるマイルも加算されるので、5万マイルは3年以内に達成できるはずです。

学生さんなどで、どうしても個人では決済額が足りない人向けに、JMBは「JALカード家族プログラム」というサービスを設けています。これは家族のマイルをプールして使えるようにするというサービスで、これを使えばきっと目標の5万マイルに到達できると思います。

JALの航空券購入・JMBの入会はこちらからどうぞ。
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留学に最強の航空券 [飛行機]

 

◇留学に最強の航空券はマイルを使った特典航空券だ

前回、留学用に購入すべき航空券にはいくつかの注意点があることを述べました。すなわち、

①できれば片道であること

②(往復なら)有効期間が長いこと

③復路の変更が可能であること

④キャンセル料が安いこと

⑤(家族連れは)できれば直行便であること

以上の項目を充足する最強の航空券があります。それは、マイルを使った特典航空券です。

※マイルとは:

マイレージプログラムとかFrequent Flyer Programなどと呼ばれます。航空会社のポイントで、ポイントがたまると無料の航空券をはじめ、いろいろな商品と交換できます。JALは「JALマイレージバンク」、ANAは「ANAマイレージクラブ」をいうプログラムをそれぞれ展開しています。

マイルを使った特典航空券がどれだけすごいか

前回、有効期間が長い航空券は総じて高額であり、片道航空券のとりわけ直行便は往復と同等か、それ以上かかる場合があることを説明しました。チケットによっては復路の変更ができず、実質、留学には使いにくい航空券が存在することも述べました。

マイルを使った特典航空券にはこれらの短所が一切ありません。最初に述べた留学航空券の満たすべき5項目すべてを充足してくれます。

留学される方に特におすすめなのは日本航空のJALマイレージバンク(JMB)です。

JAL-2.pngJMBのメリット

①アメリカ行き特典航空券の必要マイル数が低い。

②片道で予約可能。しかも必要マイル数は往復の半分。

③往復はほぼ一年間の有効期限。

④変更手数料・取り消し手数料が安い。

①アメリカ行き特典航空券の必要マイル数が低い。

JMBのアメリカ行きは往復50,000マイルです。ANAは閑散期、繁忙期マイルが設定されていますが、通常時50,000マイルです。米系航空会社はそれぞれ、アメリカン航空 70,000マイル、ユナイテッド航空 70,000マイル、デルタ航空(繁忙期マイル設定あり) 70,000マイル~100,000マイルです。JAL, ANAの必要マイル数が低いことがわかります。しかも、米系航空会社が頻繁に必要マイル数を引き上げるのに対し、JALが引き上げたことは私がJMB会員になってからありません。

②片道で予約が可能

これはANAにはないJMBのメリットです。帰国日程が決まっていない人はこれで渡航すれば無駄な出費をおさえることができます。しかも往復の半分のマイルですみます。よく飛行機に乗られているかたはご存じだと思いますが、日系航空会社はサービス、安心感、時間の正確性などあらゆる点で、他国の(少なくともアメリカの)航空会社を凌駕しています。JALの日本発アメリカ行きの片道航空券が約60万円かかることを考えると、25,000マイルは破格のマイル数です。

③往復航空券はほぼ一年間の有効期限

往復航空券は出発後330日有効です。帰国便の日程を変更することも可能で、ある程度、帰国日程が決まっている方は、最初から往復で確保していてもいいかもしれません。

④変更手数料・取り消し手数料が安い。

JMBに限らず、マイルで発券した航空券の手数料は安いことが多いですが、JMBはその中でもさらに安く、フライトの変更手数料無料、取り消し手数料3,100円です。

JMB特典航空券の短所を挙げるとすれば、繁忙期(正月, GW, お盆など)は極めて予約が取りづらいこと、アメリカに行けるくらいのマイルを貯めるときは、早いうちからマイルをため始めなくてはならないこと、有効期間が36か月であることです。

しかし、それを補って余りあるメリットがJMBの特典航空券にはあります。将来、留学を考えいる人でまだ会員でない人は、まず入会することをお勧めします。

 JALの航空券購入、JMBの入会はこちらのリンクからどうぞ。

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航空券の選び方 [飛行機]

◇留学時に購入すべき航空券

目次

①安い航空券の探し方

②運賃規則の見方

③片道か往復か

④ケース別おすすめ航空券

①安い航空券の探し方


留学が初めての海外であったり、奨学金等により渡航費用の支出が不要な場合は、旅行代理店にお任せしたほうが安心かもしれません。

留学はどうしてもお金がかかるイベントです。特殊な事情がない限り、航空券の代金を抑えることは重要です。

私は留学に限らず、海外学会であったり、プライベート旅行であったり、海外に行く機会がこれまで何度もありましたので、毎回、いかに渡航費用を安くするか頭を悩ませてきました。


私の経験から、安く安全な航空券の探し方を解説します。

私は安い航空券をスカイスキャナーでスクリーニングしています。

スカイスキャナーは、出発地・出発時間・到着地・到着時間を入力するだけで、様々な航空会社・旅行会社のチケットを比較できるサイトです。気に入ったチケットがあれば、直接サイトにリンクして購入することもできます。

スカイスキャナーの良いところは燃料サーチャージ等を含めた総額で比較できること、格安航空会社(LCC)も含めて検索できることです。 

弱点は実際には予約できない便が表示されることがあることです。

②運賃規則の見方

航空券を購入するときに、意外に大切なのが運賃規則です。(往復航空券の場合)最大滞在可能期間は何日か、予定変更となったときに出国便や帰国便を変更できるのか、キャンセルできるのか、変更手数料はいくらか、上位席にアップグレードできるのか、などを確認しておくことは大切です。

留学は数ヶ月から年単位の人がほとんどです。ですので、帰国便が変更可能であることは必須で、かつ変更手数料が安ければなおさら良いです。ビザ取得前に航空券を予約する必要がある人は、万が一のことも考え、出発日の変更が可能であるか、またはキャンセル料が安いチケットを探すことも大切です。

ケース別お勧め航空券は④をご覧下さい。

③片道か往復か

留学は長期滞在なので、帰国日を最初から特定できる人の方が少数と思われます。本来は片道航空券で、帰国日が確定してから帰国分の片道航空券を予約するのが理想です。

しかし、多くの留学生は最初から往復航空券で渡米しています。なぜなら片道航空券が非常に高額なことが多いからです。
例えば成田空港からニューヨーク・ジョンエフケネディ国際空港までの片道航空券をスカイスキャナーで検索すると、直行便だと50万を超えます。

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↑ 一番上の値段はeDreamsという評判の良くない海外の予約会社が発売するもので、おそらく間違いか、往復航空券を片道として発売しているのかのどちらかでしょう。(詳細はこちらのリンクをご覧ください。)

経由便だとこれよりは安い航空会社も出てきますが、往復航空券と同等程度の価格になっています。(安いチケットのほとんどは中国系のエアラインです。

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ビザ取得に帰国便の航空券を用意しておいたほうが有利という情報もあるので、昔は(もしかしたら今も)往復航空券を買って帰りは捨てるという方法で渡米している人は多かったようです。(航空会社的には帰りのチケットを捨てるという方法はNGです。)

④ケース別お勧め航空券(2017年3月現在。東京・ニューヨーク間)

Case 1: 20代大学生単身
 

安さ第一なら中国国際航空エコノミーフレックス(約75,000円)

出国より12ヶ月有効。帰国便の変更手数料20000円、キャンセル料30000円。片道も同じくらいの価格です。
 

直行便がよければANAのFlex またはJALの学生ロングステイ(約200,000円)
出国より12ヶ月有効。

帰国便の変更手数料無料、キャンセル料30000円。
 

直行片道航空券ならユナイテッド航空の成田→ニューヨーク・ニューアーク国際航空行き(約100,000円)

帰りの便はANAが約13万円で買えます。


 

※アメリカン航空も安いチケットがヒットしますが、帰り便の変更不可なので、帰りを捨てる気満々の人意外はお勧めしません。

Case 2: 社会人単身
 

安さ第一なら中国国際航空エコノミーフレックス(約75,000円)

出国より12ヶ月有効。帰国便の変更手数料20000円、キャンセル料30000円。片道も同じくらいの価格です。
 

直行便がよければANAのFlex(約200,000円)※JALの学生ロングステイは社会人不可。

出国より12ヶ月有効。帰国便の変更手数料無料、キャンセル料30000円。
 

直行片道航空券ならユナイテッド航空の成田→ニューヨーク・ニューアーク国際航空行き(約100,000円)

帰りの便はANAが約13万円で買えます。

 

Case 3: 家族連れ
 

家族連れに(第3国)経由便はあまりお勧めしません。経由便のトラブルというのは稀ではないためです。とくに子供が小さければ直行便をお勧めします。
 

ANAのFlex(約200,000円)※JALの学生ロングステイは社会人不可。

直行片道航空券ならユナイテッド航空の成田→ニューヨーク・ニューアーク国際航空行き(約100,000円)

帰りの便はANAが約13万円で買えます。


 

JALのエコノミークラスは他社より広く快適!

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