留学に最適な航空券 [飛行機]
◇留学に最適な航空券
留学するときは片道航空券または有効期間が長く、キャンセル料や変更手数料が安い航空券を選ぶべきと以前の記事に書きました。またその中で、マイルを使った特典航空券が一番有利であるとお話ししました。
しかし、マイルをそもそもためていなかったり、ためていても足りなかったりする人もいると思います。海外の航空会社を選べば安い航空券も手に入るのですが、安全性や快適性、定時性、トラブル対応の観点から日系の航空会社がいいという人も多いと思います。
今回、私はソウルの仁川にわざわざ飛んでから留学に旅立ちました。→アメリカ留学0日目
これはどういうことかを今回説明します。
日系航空会社を日本で購入する場合、とりわけ留学に使えるような片道あるいは長期の有効期限がある往復航空券は極めて高価です。例えば、4月出発、9月帰国、ニューヨーク往復でスカイスキャナーを使って旅程を組んでみました。
JAL, ANAともエコノミークラスで40万円を超えます。
ここで注目するべきは、航空券規則は「発券国」により様々であるということです。すなわち、「日本で発券」する場合は非常に高価な航空券も、他国で発券すると安価になることがあます。
スカイスキャナーを使って、同様の条件で出発地を韓国仁川国際空港にするとどうなるでしょうか?JALが11万円と格段に安くなりました。ANAも28万円と結構安くなりました。
次に、出発地を台湾の台北桃園国際空港にします。JALは14万円、ANAは25万円。ANAは仁川より少し安くなりました。
次に出発地を中国上海国際空港に変えます。JAL, ANAとも約20万円と、特にANAに関してはかなり安くなりました。
このように、海外出発の航空券を使うことにより、非常に安価に日系航空会社を利用することができることがお分かりいただけたと思います。ちなみに、ニューヨークのみならずロサンゼルスや直行便のないシアトルでもこの裏技は使用可能です。
さらに、(少なくともJALでは)日本でのストップオーバー(日本で滞在したあとアメリカ行きの飛行機に乗ること)が許可されています。時間があるときに第一区間(出発国→日本)を利用して、その後日本→アメリカの便で留学に行くことができます。
このチケットを利用するときに注意しなくてはならないのは、第一区間に乗り遅れるとそのあとすべての区間がキャンセルされてしまうということです。第一区間を乗らずに、第二区間(日本→アメリカ)を利用することはできません。LCCで行けるソウル、台北、上海などは出発地として有力な候補ですが、万が一の遅延や欠航に備えて、現地で一泊するくらいの気持ちでいることをお勧めします。現に私はソウルで一泊する日程を組みました。→アメリカ留学0日目
ここまでの航空券に関する記事がお役に立てれば幸いです。
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