留学と予防接種 [留学記]
新ブログで留学時に要求される予防接種についてまとめました。
書いていて気が付いたのですが、アメリカと日本では予防接種への態度が全く異なります。日本では任意のものがあったり、一部自己負担を求められたりしますが、アメリカではすべての予防接種を無料で受けることができます。収入が低い若い世代にとって、自己負担があると、ワクチン接種に及び腰になるのは当然です。ものによっては一万円くらいするので。
また、予防接種歴はアメリカ社会において非常に重要です。予防接種歴を証明できないと学校に入学できなかったり、病院にかかれなかったりします。無料な分、子どもに予防接種を受けさせることは社会的な義務となっています。
そのほか、新しい予防接種承認までの欧米との時間差や、麻疹・風疹ワクチンの空白世代(この世代にもう一度せ接種したらいいだけ)、ヒトパピローマウイルスワクチン(子宮頸がんワクチン)の「積極的推奨の中止」なる、国民の健康そっちのけの逃げ腰・責任回避行政など、日本のワクチン行政の杜撰さには目も当てられません。
アメリカのいい点、悪い点をいろいろ見てきましたが、ことワクチン行政に関しては、100%アメリカの勝ちといえます。残念ながら。
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