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帰ってきました [留学記]

ビザ取得や学位審査などが無事に終了し、先週ニューヨークに戻ってきました。
ラボには今週から復帰して、実験を再開しました。とはいえ、どこまで進んでいたか思い出しながらなので、ほとんど進みませんでしたが。

ラボの仲間がランチ時間に、家族のウェルカムパーティーを開いてくれました。皆、温かく迎えてくれて、いいラボに配属されたことを感謝しています。

来週からは少し頑張っていきたいと思います。

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学位審査が終わった [留学記]

◇学位審査が終わった





昨日、学位審査が無事終わりました。妻の出産で帰日中に終わらせようと準備していたので、予定通り無事に終了しほっとしました。


私が在米中に学位審査の書類作成、提出等で尽力頂いた皆様、特にO君にはこの場で御礼申し上げます。


審査日程の調整では、日本に帰っているこの2ヶ月の期間で、審査委員の先生方の都合が合うのが数日しかありませんでした。留学後に取るのがいかに大変か分かりました。後輩の大学院生に伝えたいのは、できれば4年のうちに、望むらくは夏までに「学位取得見込み」が得られるように頑張ってほしいです。海外留学助成などは夏から秋にかけてが申請のピークなのですが、「学位取得見込み」がないと申請できない助成金がほとんどです。


審査委員の先生方からの質問集中攻撃に耐えるのはかなり疲れました。論文作成から半年近く経過しているので、当時の記憶も薄れています。


さて、我が大学院で博士号を取得するには査読付き英語論文にアクセプトされている必要がありました。留学している他大学の友人によると、論文にアクセプトされてからでないと学位がもらえないのはむしろ少数で、多くの大学では条件が緩いようです。論文不正などが明るみになっている中、複数回実験による再現性確認や別手法による現象の確認などが要請されるようになっています。必然的に論文発表までの時間が長くなりますので、我が大学院の規定のままでは、決められた期間で博士号を取得できる人が減っていくのではないかと危惧しています。特許関係で論文発表できない人はどうなるのでしょうか?人によっては否定的なreviewerにあたって、何度revise実験しても許してくれないという運が悪いことになることがあるようです。この場合も我が大学では学位を取得できません。


ほかの国はどうなのでしょうか?Weil Cornell Medical Collegeは1本の英語論文アクセプトが条件のようです。ただ、何年かかって仕上げてもよいようです。(当方では、4年で書けなかった場合、卒後2年以内にアクセプトされなくてはなりません。)韓国ではどうでしょうか。韓国人の同僚によると、彼の出身大学では英語論文2本が学位取得の条件だったそうです。だから多くの人は韓国の学会が発行する、査読が早く緩い雑誌に投稿するそうです。


とにもかくにも、子どもが生まれて、ビザ取得して、学位審査が終わって、車を売却して、といったタスクを何とか終了することができました。あとは引越すだけです。



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