NYの賃貸契約について [不動産]
◇NYの賃貸契約について
賃貸契約に関する商習慣は日本でも地域により全く異なりますが、当然NYは日本とは全く異なります。
例えば、賃借人に不利な側面として、
①オーナーの権利が強い。
②家賃は契約更新ごとにほぼ必ず上がる。
③基本的には契約途中での打ち切りができない。
④室内に洗濯機を置ける部屋は極めて限られる。
といった側面があります。逆に、有利な側面として、
①電気代やガス代などが込みの物件が多い。
②セントラルヒーティングが備え付けられている。
③冷蔵庫など家具付きの物件も多く、賃借人が変わるごとに新しいものになっていることも多い。
④敷金はあるが、日本でいう礼金はない。(仲介業者に支払う手数料はある。)
さて、NYで家探しをする場合に気を付けておきたいポイントは、
①入居時期(需要)により大きく値段が変わる。(夏から秋にかけてが最も需要が多くなる。)
②冬から春にかけては逆に需要が下がるので、家賃交渉など条件交渉に応じてもらいやすくなる。
③途中での契約打ち切り条項については、必ず相談しておく。
④日本人でクレジットスコアがない人は半年から一年分の前払いを求められることが多い。
というところでしょうか。
契約の途中で退去したいときに③の契約打ち切り条項をつけてないと、次に入居する人を個人的に見つけてくる等しない限りは残月数分がすべて請求されます。日本でいう、延長権付の定期借家契約みたいなものでしょうか。
契約途中で退去することをLease breakといいますが、Lease breakをするときに残月数分が請求されないような付帯条項(Cancellation rider)を2年目の契約更新の時につけてもらいました。「中途契約解除しても残月数分を支払う必要はない。但し11,12,1月は解除できない。」という内容です。
これから家探しをされる方は、この辺りのことを気を付けて契約されて下さい。
↓航空券の検索・購入はこちら。諸費用込の値段で比較可能。海外発も。
コメント 0