クレジットカード生活ガイド in アメリカ① [クレジットカード]
◇クレジットカード生活ガイド in アメリカ①
アメリカで生活をするにはクレジットカードが便利です。アメリカでクレジットカードを作るメリットは何といっても、
①還元率が高い
②入会ボーナスが桁違い
だからです。(⇒アメリカのクレジットカードのメリット・デメリットについてはこちら)
入会ボーナスだけで何度も旅行ができるんです
私はアメリカに来てから一年でChaseのプラチナカードにあたる、Chase Sapphire Reserveカードに入会することができました。今回は、私の体験談を踏まえ、アメリカでのクレジットカードの作り方、選び方等について書こうと思います。
①クレジットカードを作る
アメリカでクレジットカードを作るにはクレジットスコアが一番重要です(⇒こちら)。クレジットスコアはクレジットカードを使わないと点数が付きません。ただ、アメリカのクレジットカードに申し込んでもは最初は断られます。一番早いのは、JALとANAが海外に赴任・留学する日本人向けにクレジットカードを発行しているので、渡米前に申し込んでおきます。
ソーシャルセキュリティーナンバーが付与されたらクレジットカード会社に連絡します。(これを怠るといつまでたってもクレジットスコアが付きません。)
会社派遣の駐在員さんたちは最初から$10,000程度のクレジット枠がJAL/ANAカードから与えられるようですが、私たち留学生は不安定な身分だからか、私は$3,000、知人は$1,000しかありませんでした。
JAL/ANAカードほかに渡米直後からアメリカのクレジットカードを入手する方法は以下の二つです。
①(日本のアメリカンエキスプレスプロパーカード顧客限定)直接電話で申し込み
②HSBCで口座開設
私の経験上、①はダメでした(⇒こちら)。②は承認されました。HSBCのAdvance accountに申し込んだところ、HSBC Advance credit cardを同時に作ってくれました。与信枠は$4,500でした。(この方法を試されたい方はコメントください。Referral致します。)
②クレジットスコアを確認する
FICOスコアは比較的多くのカードや銀行のHPから無料で確認できます。私が口座を有するものでは、JAL USAカードと、Chase銀行がこのサービスを提供しています。
EquifaxとTransunionはCredit Karmaという会社に登録すると無料で確認できます。(Credit Karma以外のところにソーシャルセキュリティーナンバーを提供してはいけません!ID theftの被害の恐れがあります!)
半年程度クレジットカードを使い続ければスコアが確認できるようになります。
③クレジットスコアが上がるクレジットカードの使い方を実践する
Credit Karmaによると、クレジットスコアは主に「1.与信枠に対する負債の割合、2.支払い遅延の有無、3.(犯罪や破産等)ネガティブレコードの有無、4.各クレジットカードの使用期間、5.クレジットカードの発行枚数、6.クレジットスコア照会回数」で決まると解説されています。
その中でも大きな割合を占めるのが1~3です。日本人に馴染みのないのが1ですので、特に1に注意してください。具体的にはStatementでの請求額が与信枠の20%を超えないようにしてください。
例:JAL USAカード(与信枠$3,000)⇒$600まで使ってOK
HSBC Advanceカード(与信枠$4,500)⇒$900まで使ってOK
高額決済などで万が一使いすぎた場合はその都度繰り上げ返済をしてください。HP上から簡単に可能です。要はStatement発行日までのクレジット使用額が20%に収まればいいのです。
④渡米後一年まで
この期間はクレジットスコアを上げる期間にあてたほうがいいと思います。最初のうちは、4~6のファクターも比較的大きなウエイトを占めますので、クレジットカードに申し込むのはここぞというときだけにした方がいいと思います。私はAMEXに申し込んだのがいまだにマイナスポイントとして残っています・・・
⑤渡米後一年後から
ここまでくると、クレジットスコアが720を超えていることは珍しくありません。私の知人も留学一年未満でCase Sapphire Preferred cardを入手できたと言っていました。(逆に、なぜ一般のアメリカ人はクレジットスコアが低いのか謎です・・・)
ここまでくると、プラチナカードを含む高入会ボーナス、高還元カードが申し込み放題です。真のクレジットカードライフの幕開けです。
次は、オススメのクレジットカード、申し込む際の注意点について書こうと思います。
他のページ訪問者の役に立つかもしれないので、クレジットスコアの変化についての自験例を書いときます。利用額の割合、カード申し込みに伴うクレジットスコア照会(特に3ヶ月間)がスコアに大きく影響することを実感しました。
2017年9月:ANA USAカードの利用開始。
2018年1月:カード申し込み2つ(Amazon、Discover Itの申し込み)と利用額が60%を超えたこと(恥ずかしながら繰り上げ払いのことを知りませんでした)でscoreが670→640へと降下。ここで、繰り上げ払いのことを知り利用額を10%程度に抑える(現在まで継続)。
2018年2月:scoreが670へ上昇。利用額を抑えたことが効いた模様。
2018年3月下旬:scoreが730へ上昇。前回のカード申し込み(12月下旬)から3ヶ月たってその影響が弱まった模様。
2018年4月下旬:chase sapphire prefferedに試しに申し込んだところapprove。ダメなら3ヶ月以上あけて再申し込み予定でした。
ちなみにchaseに口座(ある程度の額の預金と勤務先からのdirect depositあり)を持っていたことは、sapphire prefferedの発行に有利に働いたと思います。
by UW (2018-05-16 03:31)