◇日本に持ち帰りたい試薬・実験手法等
こちらのラボの試薬や実験手法でこれは便利だと思うものを紹介します。
1. Direct PCR tail (Viagen) 100ml $149
この試薬200㎕にProteinase Kを加えて55℃で一晩熱するだけでDNAが抽出できます。しかも、特段の後処理を必要としません。溶かした尻尾の溶液を直接PCRの試薬に入れるだけでGenotypingであれば十分ワークします。注意点は十分量のDNAをとるのに、少し長めの尻尾が必要ということです。Genotyping用のDNAを抽出するのに、以前はカラム精製法(GeneJET)を用いていました。この簡便さを覚えてしまうともとには戻れません。
2. KAPA2G Fast HotStart Genotyping Mix $197
よくあるHot Start PCRの試薬のひとつですが、すでに色素がpre-mixされているので電気泳動前に追加する必要がありません。さらにPCR産物の特異性も高い気がします。
3. RT-PCRの方法
当ラボでは、RT-PCRはfinal 10㎕で反応させています。試薬の使用量を大きく削減できます。
4. WB後の抗体の使いまわし
前のラボではウエスタンブロットの一次抗体は、反応後廃棄していました。そのためラミネートフィルム等を用いて抗体の使用量を最小限にしていました。当ラボでは、ウエスタンブロット後の一次抗体は回収して冷蔵庫または冷凍庫に保存し、2~5回使いまわしています。十分量の抗体を最初から使えるので、大きなメンブレンでも満遍なく抗体を反応させることができます。
また気づいたことがあれば書きたいと思います。
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