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アメリカの携帯電話周波数について [携帯電話]

◇アメリカの携帯電話周波数について



この記事の最新情報は新ブログをご覧ください。






前回の続きです。


前回、アメリカの携帯電話電波の周波数は日本とは全く違うと書きました。


何が違うかというと、周波数が異なります。近年、プラチナバンドという言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、携帯電話電波の周波数帯のことを「バンド」と呼びます。バンドに対応した受信機を備えていないと携帯電話がつながらないのです。携帯電話業界ではバンドの周波数帯を番号で呼んでいます。(以下の情報はインターネットに重要なLTEの周波数帯の話です。通話に必要な電波の周波数帯ではありません。)


さて、日本の三大ネットワークのLTEバンドは以下の通りです。太字はメインの周波数帯です。


  バンド
DoCoMo 1,3,19,28
au 1,11,18
SoftBank 1,3,8


アメリカの四大ネットワークのLTEバンドは以下の通りです。

  バンド
AT&T 2,4,5,17
Verizon 2,4,13
T-mobile 2,4,12
Sprint 25,26,41

このように日米で全く異なった周波数帯が使用されています。世界的に見てもヨーロッパ各国やアジア各国のLTEバンドは1,3,7がメインである国が多く、多くの日本のスマホは、これらの国々でLTE電波を拾うことができるのですが、アメリカ、カナダは2,4を使っていることが多く、日本のスマホは対応していないことが多いです。

手持ちのスマホがアメリカで使えるかどうかは、アメリカで契約するネットワークの携帯電話電波の周波数帯を受信できるかどうかにかかっています。

受信できるバンドについては必ず取扱説明書等に記載されています。手持ちのスマホがアメリカで使えるかどうかは、まずは対応バンドの確認を行ってください。アメリカで使うには2,4,5,12,13,17あたりのバンドが対応になっている必要があります。Sprintは全く別のバンドへの対応が必要です。

iPhone7の対応バンドをみてみましょう。
iphone7 bands.JPG
日米双方のバンドにまんべんなく対応しています。

つぎに、最近発売となったXperia XZ premiumの対応バンドです。
Xpeiza XZ premium.JPG
この機種もiPhone7と同等の受信能力を有しているようです。

次にGalaxy S7 edgeをみてみます。
Galaxy S7 edge.JPG

バンド13,17,41に対応しているので、AT&T, Verizon, Sprintのバンドのうち一つだけから電波を受信することができます。T-mobileには対応していません。対応バンドが一つだけということは、混雑時にデータ通信速度が劣化したり、ビルの陰などでの受信感度が落ちる可能性があります。また郊外で圏外となりやすいかもしれません。

最新機種では、アメリカのバンドに対応しているスマホが増えてきましたが、1モデル以上古い機種の場合はiPhone以外は対応していないことがほとんどなので、日本からアメリカにスマホをもってきて使いたい場合は、対応バンドをよく確認してからにしてください。またSIMロック解除を忘れずに。DoCoMoとSoftBankは携帯電話契約がないスマホのSIMロック解除は受け付けていないので、SIMロック解除は携帯電話契約を解除する前に行ってください。auは契約がなくても、機種購入後一定期間が経過していればSIMロック解除してくれます。
(上記の内容は動作を保証するものではありません。)


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