ニューヨークで家探し 1 [不動産]
◇ニューヨークで家探し 1
最新の情報はresearch-fellow.comをご覧ください。
ニューヨークで暮らすことが決まって、家探しを始めました。ニューヨークといってもいくつかの地区から成っています。
マンハッタン(Manhattan)、ブルックリン(Brooklyn)、クイーンズ(Queens)、ブロンクス(Bronx)、スタテン島(Staten Island)です。有名なハーレム(Harlem)はマンハッタンの北側に位置します。マンハッタンはハドソン川を挟んでニュージャージー州と接しており、ニュージャージー州の東側からも多くの通勤客がマンハッタンにやってきます。
マンハッタン島は山手線の内側と同じくらいの広さに150万人以上の人が暮らしています。とはいっても、関西人にはどんな広さか想像できないと思うので、京都のシンボル、御所で比較します。ニューヨーク中心部のセントラルパークは東西がほぼ御所の東西と同じで、南北が約3倍です。マンハッタン島の東西は京都の東大路~千本通りの距離に相当します。南北が非常に長い地形となっています。
セントラルパークと御所を同一縮尺でoverlayしました。
昼間は他の地区から多くの労働者が働きに来るので、昼間人口は340万人以上と推定されており、東京を超えます。交通渋滞は慢性的にひどいです。南北は比較的流れるのですが、東西が進みません。
私は家族でニューヨークに行くので、まず治安について調べました。ニューヨーク、特にマンハッタンは近年、治安が改善しており、世界でも安全な都市になったそうです。ニューヨーク市内では、ハーレム~ブロンクス以外の地区であれば比較的安全に暮らせるそうです(日系不動産会社談)。昔は落書きだらけで、危ない乗り物として有名だったニューヨーク市地下鉄も、現在では非常に安全な乗り物として市民に利用されています。(ただ、線路にはごみがあふれています。)
ニューヨーク、特にマンハッタン島は物価が非常に高い地域として有名で、マンハッタンの家賃は50平米程度の1ベッドルームの部屋が最低でも$3,000を超えます。(それでもサンフランシスコやパリよりは安いそうです。)
ニューヨーク市民は、家賃が収入の半分以上を占める人も少なくないようで、比較的慎ましく生活している人も多いと聞きます。さもありなん。ニュージャージーやクイーンズ、ブロンクスの情報は入手していませんが、マンハッタンと同じ価格で、2ベッドルームの部屋になるくらいの価格帯ということです。
次は教育レベルです。子を持つ人ならだれでも気になると思いますが、地域の教育レベルは非常に重要です。ニューヨーク市では、富裕層は大学併設の私立幼稚園に入れる事が多いそうです。これまた、教育費は半端なく、幼児でも年間数百万円ほどかかるそうです。その反面、公立は基本的に無料で、4歳になる年から通わせることができます。外国人でも無料になります。現在の市長(Bill de Blasio)の英断で、週5日・全日制の”Universal Pre-k program”の定員が拡充されました。多くの市民がbenefitを得ることができると思います。私の息子は来年が4歳なので、このプログラムに応募してみようと思います。ということは、公立のレベルが高く、かつ学校が多い地区を選ばなければなりません。また、ニューヨークにも校区(school district)があり、基本的には同じ校区のPre-Kに申し込んだ方が、当選確率が上がります。まずはSchool districtをみてみます。
つぎに、公立Pre-Kの所在地をみてみます。
NYC Pre-K finderより
Lower ManhattanやHarlemより北には公立のPre-Kが多く存在していることがわかります。District 2は広い面積を有するにもかかわらず、公立Pre-Kが少ないことがわかります。そして、greatschools.orgというサイトで公立学校の評価を見てみます。最高評価を受けた学校のマップを見ると、District 2は学校が少なめにも関わらず、最高評価の10を受けている学校が多いように見えます。
そんなこんなで、職場にも近い、Upper East(セントラルパークの東側)エリアを第一希望に家探しを始めることとしました。日系不動産屋さんから送ってもらった物件リストを転載します。やはり高いです。。。
「ニューヨークで家探し 2」に続く。
←よければクリックお願いします。
コメント 0